CASE / 導入事例 #生成AI研修 #SIer #150名超

法人向けChatGPT研修をスミセイ情報システム株式会社様に受講いただきました―― 「会社として“今”取り組まなければ未来はない」150名超が受講した生成AI研修

公開日 / 読了時間 約8分 / 執筆 代表取締役 橋本 / カテゴリ 事例レポート
スミセイ情報システム株式会社 新井勇気様・林修次様・松本健太様
新井 勇気様:生保ソリューション開発推進部 共通基盤・運用グループ長(写真左)/林 修次様:常務執行役員(写真真ん中)/松本 健太様:生保ソリューション開発推進部 部長(写真右)
CASE SUMMARY / この事例の要点
  • 住友生命グループのSIer、スミセイ情報システム株式会社様に、生成AI研修のベーシック講座・プレミアム講座を150名超で受講いただきました。
  • 受講後、社内に設けた投稿の場にChatGPT活用アイデアが100件以上集まり、受講者を中心としたPoCプロジェクトが動き出しています。
  • 選定の決め手は「研修の専門業者ではなく、実際にビジネスで生成AIを活用している講師」と「研修終了後の伴走型コンサルサービス」でした。

事例サマリー

住友生命グループで培った保険金融の専門スキルを生かし、グループ会社をはじめ幅広いビジネスフィールドで事業を展開しているスミセイ情報システム株式会社。
IT環境の目まぐるしい変化、働き方変革による業務の合理化といった企業経営において直面するビジネス課題や多様化するITニーズへの最適解を求めるなか、当社が提供するネクストAI研修の「ベーシック講座」「プレミアム講座」を受講いただいています。
そこで今回は、常務執行役員の林様、生保ソリューション開発推進部長の松本様、同部共通基盤・運用グループ長の新井様に研修を導入した背景や今後の展望を伺いました。

目的・開発原価の削減や国内の人口減少に伴う人手不足への対策として生成AI/ChatGPTの可能性を探ること
・生成AI/ChatGPTを活用して業務の質と生産性を高め、これまで以上の価値を顧客に届けること
課題・生成AI/ChatGPTが上記目的の達成にどこまで有効かわからない
・生成AI/ChatGPTがどの業務で使えるかが分からない
効果・生成AI/ChatGPTを業務のどこで使えるのか理解し、具体的に活用案が100個以上作成できた
・受講者を中心とした業務活用のためのPoCプロジェクトが進んでいる

※ 本記事は2023年12月21日に公開した記事の再掲です。本文中の「ネクストAI」は、現在の法人向け生成AI研修の前身となるサービス名です。所属・役職は取材当時のものです。

同社にはこの研修のあと、実務者による PoC の段階で伴走型のコンサルティングもご活用いただいています。研修を受けた人が実際に業務でどこまで成果を出したのかを知りたい方は、開発工程の生産性が10〜20%向上したコンサルティング事例に、削減効果の内訳と苦労した点をそのまま載せています。

国内の人口減少に伴う人手不足は「生成AI」で解決したい

御社のChatGPT取り組みの背景を教えてください

新井様
国内外の企業が生成AIを活用して開発していることを耳にし、危機感を感じていました。会社として“今”生成AIに取り組まなければ未来はないと感じ、常務や部長にChatGPTの取り組みロードマップを相談していました。

林様
ちょうど、ChatGPTを検討している同じ時期に、国内の人口減少に伴う人手不足への対応について同業他社と情報交換を行っておりました。その折、同業での生成AIの活用に向けた環境整備が始まっていることも耳にしておりました。もし生成AIがもっと短期間で指示した内容に対して納得する回答が返ってくる可能性があるのであれば、開発原価の削減や今後の人口減少といったビジネス課題の解決を見据えて本格的に生成AIに取り組みたいと思っています。

インタビューに答えるスミセイ情報システム株式会社の皆様

中期経営計画の人材育成として「“個”の強化」を推進

今回は150名超の方に受講いただきましたが、なぜ弊社の「ネクストAI」を受講いただいたのか?

新井様
研修の専門業者ではなく、実際にビジネスで生成AIを活用されている方から学ぶことが重要と考えていました。「ネクストAI」は、ChatGPTのAPIを使ったSaaS開発の実績がある方が講師をされていて、研修終了後の伴走型コンサルサービスも提供していたことが選定の決め手となりました。

松本様
会社が中期の経営目標として個人のスキルアップの支援をする取り組み「“個”の強化」の方針を出しており、「ネクストAI」を受講したいと手を挙げた人には積極的に参加してもらう運営としたところ、150名超という人数になりました。

自分たちが主体となって活用案をどんどん生み出している

社員のみなさんの感想はいかがですか

新井様
最新の情報をすぐに講座に反映させて講義してくれる所が良いと皆声を揃えて言っています。質疑応答も実体験ベースで納得感のある回答が得られると好評でした。
受講後アンケートの満足度の高さも異例で、5段階評価で”5”をつけている人が非常に多かったのも印象的でした。
もうひとつ興味深かったのが経験者の評価です。他の動画教材を視聴した人や、実際に利用した経験のある人から、「ネクストAI」を受講してモヤモヤが解決したという声が多く挙がっていました。

受講いただいて、社員の方の生成AIへの取り組みは変化しましたか?

新井様
受講者の多くが「何となくわかったけど何をしたら良いのか分からなかった」から「何をしたら良いのか分かったから手を動かしたい」と行動に移してくれています。研修受講者がChatGPTの活用アイデアを投稿できる場所を作ったところ、既に100件以上の投稿がありました。開発以外の活用シーンに関するアイデアも出るなど、積極的に手を動かしてアイデアを投稿してくれています。

「何となくわかったけど何をしたら良いのか分からなかった」から「何をしたら良いのか分かったから手を動かしたい」へ。

今後どのようにビジネスに活かしていきたいと思っていますか?

松本様
当社が保有する生命保険会社向けパッケージサービスをベースに開発プロセスのどこで生成AIが使えるかを検証し、生産性を高めたいと思っています。

林様
生命保険基幹システムの商材に対しては、エンドユーザーが使うシステムの後ろにChatGPTが控えているような形のサービスを付加サービスとして提供できないかと思っています。
SLC(※1)は住友生命をはじめ、多くの保険会社に対しても開発を行っているSIer(※2)あるので、競合他社と戦うためには差別化要素を身に付ける必要があります。
その中で新しい技術や知識が必要であり、マーケットで戦っていく中ではChatGPTを始めとした生成AIの取り組みは必須です。
いつか生成AIを当たり前に使える世界観が来ると思っていて、その時に当社の名前が挙がる状況を目指していきたいと思っています。

※1 SLC:スミセイ情報システム株式会社の略
※2 SIer:顧客の課題解決のためのシステムを企画・構築し、その運用保守を請け負う企業

編集部より

この事例で効いたのは、受講人数の多さそのものではなく、「手を挙げた人に参加してもらう」という運営の設計でした。同じ人数を集めても、指名で集めた場合は受講後の投稿がここまで増えません。どの階層から、どういう集め方で始めるかは会社ごとに変わります。法人向け生成AI研修では、職種別のカリキュラムと、受講後に社内で活用案を回していくところまでを含めて設計しています。

自社の状態を確かめる

どこから手をつけるかは、いまの社内の使われ方で変わります。生成AI活用レベル診断(10問・登録不要)で、自社がどの段階にいるかと、次にやるべきことを確認できます。

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SUPERVISOR / 監修者

この記事の監修者

K.H

橋本 健太郎

株式会社カトルセ 代表取締役

生成AI研修・AI開発・AI顧問・PM/PMO支援を提供。累計2,000名以上のAI研修を支援し、大手企業の生成AI活用、Dify/RAG/AIエージェント導入、業務改善プロジェクトに携わる。実務に直結する「使えるAI活用」を一貫して伝えている。

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