導入事例

ChatGPT研修「ネクストAI」受講とコンサルティングサービスの活用により開発工程の生産性が10~20%向上。テスト工程では30%も

「ネクストAI」は延べ1300人以上が受講し、顧客満足度98.8%を誇る法人向けのChatGPT研修サービスです。今回はスミセイ情報システム株式会社のNext Creation戦略部に所属する笹岡様、榊野様、山本様と、生保ソリューション開発推進部に所属する新井様にインタビューを行い、受講のきっかけや受講後コンサルティングサービスの効果、ChatGPTによる業務改善の状況についてお伺いしました。

スミセイ実務者メンバー

左から
山本 哲也様:Next Creation戦略部 部長代理
榊野 克哉様:Next Creation戦略部 デジタル推進グループ長
新井 勇気様:生保ソリューション開発推進部 共通基盤・運用グループ長
笹岡 良太様:Next Creation戦略部 上席部長代理

 受講者のご紹介

スミセイ情報システム株式会社ではChatGPT等のAI活用による生産性向上の実現に向けたPoCに取り組まれており、その中で当社の「ネクストAI」研修やコンサルティングサービスをご活用いただきました。

今回はこのPoC(Proof of Concept:概念実証)に実際に参加されている皆様に、当社サービスの効果やお取り組みの状況についてインタビューさせていただきます。

 まずは皆様のお立場や役割について教えて下さい

笹岡様
生成AIが出てきた中で生成AIを開発にどのように組み込んだらいいのか社内で生成AIの取組みについて企画・立案を行いました。

榊野様
生成AIを開発にどのように組み込んだらよいのか検討するPoCのプロジェクトリーダーとして案件の遂行管理を行っています。

山本様
PoCを進める中でChatGPT等の生成AIを業務に活用すべく、プロンプト作成や開発のユースケース検証を主に実施しております。

新井様
PoCの前段として関係者の知識習得に向けた研修の企画、立案、実行を行いました。
活用部分においては各ツールの利用に向けたガイドラインの策定やPoC外での活用アイデアの収集と評価を担当していました。

 「ネクストAI」研修を受講したきっかけを教えてください

榊野様
生成AIを使っていかなければいけないという声があるなか、個人としてはあまり業務活用できていなかったので、生成AI活用のスタートラインに立ちたいと思い受講しました。

山本様
生成AIは受講前から、コーディングの補助等で使っていました。 今の部署に入る前は10年近く開発をしていなかったので、ChatGPTと会話してJavaのモダンな書き方を聞いたり、そこから学んだりと、本当に良き友でした。そんなとき 「ネクストAI」でプロンプトスキルが学べると聞き、ぜひ受講したいと思いました。
ChatGPTに対して興味を持っている人は多くいたと思いますし、使い方を学ぶことに対しての“取っ掛かり”を欲しがっている人は、ほぼ全員が参加したのではないかと思います。

 受講後の活用方法について教えてください

山本様
研修で一撃プロンプトと教育プロンプトを学び、一撃プロンプトは特にすごいなと思い、一時期、色々と作って試していました。受講後は何かあるとすぐにChatGPTで確認するようになり、今ではChatGPTに結構依存しています。最近では、例えば社内で行う取組みの複雑なチーム分けや英語翻訳、英文メール作成等にGPTsを作って使っており、何度も利用して効率的に業務を行っています。

榊野様
プロンプトをセクションに分けて書くなどのテクニックを研修で学び、プロンプト作成のスキルが上がりました。 PoCでは研修で学んだ知識を活かして様々な一撃プロンプトを作成して検証しています。生成AIの活用で効果の高かった開発ユースケースは次の3点です。
1)コード生成・テストコード生成
2)テスト仕様書の作成
3)要件定義の対応方針、ユーザーヒアリングのドラフト作成

スミセイ実務者①

 ChatGPTを活用できた業務と削減効果を教えてください

榊野様
テストプロジェクトにおいての検証ではありますが、単体テスト工程で30%、製造工程で20%、開発全体では10~20%生産性が向上すると思います。(ChatGPT以外のツール利用を含む)
また、AI活用に最適化した新しいアーキテクチャで製品開発をした場合、製造工程で70%、テスト工程で80%と、大幅な生産性向上が期待できると結論付けました。

 ChatGPT活用を進める中で苦労したことを教えてください

榊野
生成AIのインプットとなる仕様書等のドキュメントがExcelだったため、読み取り精度が悪く、プロンプトを試行錯誤しましたが、うまくいきませんでした。
コンサルティングサービスを通してQAを投げたところ「今のChatGPTではExcelからの読み取りは難しい」との回答をいただきました。そこで、ドキュメントを一度テキストベースに変換してから読み込ませる方式に切り替えたところ、精度が大きく向上しました。そのまま検証を続けていたら大半の検証でよい結果が得られなかったと思いますが、経験豊富な講師にジャッジしていただけたことで、早期に検証方法の方向転換ができました。

新井様
「プロンプトを作る」と「プロンプトの精度を高める」は全く別のスキルでした。プレミアム講座まで受講することで参加メンバーの多くはプロンプトを作れるようにはなりましたが、一方で精度を上げていく部分ではかなり苦戦も見られました。この部分についてはコンサルティングで伴走してもらいながら、一緒にプロンプト改善を進めていくことで解決することができ、参加メンバーのスキルも身に付いていったと感じています。

笹岡
プロンプト改善では回答の質をどこまで求めるかが問題で、この点もコンサルティングを受けることでスムーズに進めることができました。
100%の回答を目指すのは技術的に困難だとわかっていましたが、ではどのレベルで妥協すべきかの判断が難しく、有識者の意見がとても参考になりました。

スミセイ実務者

 「ネクストAI」をこれから受ける方、検討している方へのメッセージをお願いします

笹岡様
まだまだ活用事例が少ない中で、いきなり活用事例を探しても自分の仕事とマッチするものを見つけるのは難しいです。なので、まずは最低限の知識を付け、「自分の業務」と照らし合わせ、活用が期待できる業務を判別可能になることがスタートラインだと思います。

新井様
ただ情報を集めることは誰でもできますが、その情報に価値があるのか判断し、取捨選択するにはAIの特性や限界についての知識が必要になります。そのレベルになるために、講座の受講やコンサルティングが役に立つと感じています。

 インタビューを終えて

弊社の講座は、ChatGPTを1,000時間以上活用している講師が教えております。教科書的な知識だけでなく講師自身の経験・ノウハウをベースに説明することで、内容が濃く、受講後のコンサルティングでは受講者が理解するまでフォローする体制に満足いただいております。

講座の受講には費用が必要ですがChatGPTを業務活用し生産性が上がれば「取り戻せる金額」だと思っております。

スミセイ情報システム株式会社様で、ChatGPT研修「ネクストAI」を受講することで、業務効率を大幅に向上させることに成功しました。研修で学んだ知識とスキルを活かし、今後も積極的にChatGPTを活用していく予定です。

ほんの少しでも興味がありましたら、「ネクストAI」を受講してみてはいかがでしょうか?


生成AI支援サービス【ネクストAI】
今回、ご紹介したスミセイ情報システム株式会社様が受講したChatGPT研修サービスはこちらです。

 

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